理系商社マンの日常

某商社に勤務する元理系院生が、商社の実態、海外出張、就活や志望動機等について赤裸々に語ります。

商社と体育会系出身者

「商社に勤めています」と言うと、

「そうなんだ!商社って体育会系だよね〜」と返されるケースがままあります。

就活生なんかからは、「体育会系だと商社入りやすいですか?」と聞かれ、

かく言う私も入社するまでのイメージは

「商社=体育会系=飲みが激しい、上下関係厳しい」

というものでした。

 

ちなみに、大学生で体育会系の割合は10%弱というデータもあります。

では、商社には実際に体育会系は多いのでしょうか?

 

自分の会社で見てみると、全体の30%は体育会出身です。

世の平均より高い割合で、多いと言えるでしょう。

また、ラグビーやアメフトなどのチームスポーツ出身者が多いです。

 

特に専門商社は、各々が個人商店という考えが根強い一方で、

モノづくりをしていない分情報量や業界知識が求められます。

単独での情報収集には限界があります。

いかに組織で情報共有し組織で動いていくかが鍵となるため、

チームスポーツ出身者が求められるのかもしれません。

 

ちなみに、商社が体育会系が多いからなのかはわかりませんが、

飲みはたしかに激しいですし上下関係も厳しいです。

一方で、ここ数年はコンプライアンスなどが叫ばれていることもあり、

昔よりは遥かに緩くなってきております。

時代の流れに合わせて儲けてきた商社、

飲み会や上下関係もようやく時代に合わせつつあるようです。